星宮いちご、結婚します! ~ 幕間劇②
星宮いちご、結婚します! ~ 学園長室にて - AoiMoeのおはなしの続きだよ。
学園長室にて~その後
いちごたちが報告と打ち合わせを終えて帰った後の学園長室。
「それにしても学園マザー、こんなに早くスター宮が結婚するなんて、予想外でしたね」
「そうね。……とはいえ、星宮がスターライト学園に編入してきてから、もう10年にもなるのね」
「月日が経つのは早いものです、YEAH!」
「その間、星宮たちや大空たちのような幾多のトップアイドルを育てることができて、私たちは本当に幸運だった。途中、ライバル校としてドリームアカデミーが設立されたり、必ずしも順風満帆とは言えなかったけれど……」
「あれえ、どうしたんですか学園マザー、これからも我々は新しいアイドルを育てていかないといけないんですから、過去を振り返るのはまだまだ早いでしょう?」
「ふふ、そうね」
「それに、そのうちスター宮にも子供ができるでしょうし、もしその子が女の子なら、きっとこのスターライト学園に入学してくるでしょう。……想像してみてください、その子がスター宮と同じくトップアイドルを目指すところを」
「確かに、それは霧矢先生が言うところの穏やかじゃない夢ね」
「はい。……でも、考えてみると、スター宮はミヤさんの娘で、つまりはアイドル・マスカレードの娘とも言える訳だ。ということはスター宮の娘は……」
「……別府先生(ギロリ)」
「わーーー、ごめんなさいごめんなさい学園グランマ!」
「もうっ。……まあ、それはまだ先のことではあるでしょうけど、でも、楽しみね」
「全くです」
「じゃあ、それまでの間、私たちは新しいアイドルたち、それに……」
「新しい指導者も育てていかないといけない、でしょ?学園マザー」
「ええ」