星宮いちご、結婚します! ~ 幕間劇③
星宮いちご、結婚します! ~ 神崎美月編 - AoiMoeのおはなしの続きだよ。
レッスンの後で
「ふう……今日はここまでにしましょうか」
「そうだね。おつかれ、美月」
「おつかれさま、みくる」
いちごちゃんたちが帰っていってから、あたしたち二人も日常に帰ってきて、今この時までWMのレッスンを続けていた。もう日もとっぷりと暮れてしまってる。
「それにしても、いちごちゃんにはビックリだね」
「ええ。……でも、何かそれも、いちごらしいじゃない」
「そうだねー。……そうだ、あたし、まだ美月にも話したことがない目標が一つあるんだ」
「何かしら」
「それはね……30歳までに結婚する!」
「あら、意外、みくるにも結婚願望があったのね」
「えー、ひどいー、あたしだって、綺麗な花嫁さんに憧れる、乙女な一面があるんだからー」
「うんうん、みくるは乙女よね」
「なーんか引っかかるなあ……。でも、もし、30歳までに結婚できなかったら……」
「できなかったら?」
「美月、あたしのこと、一生養って!」